エラゲのサ終が発表され、大きな話題を呼んでいる。
エラゲはなぜ、わずか半年足らずでサ終を発表することになってしまったのか。
理由は様々だが、中でも以下の原因が大きかったのではないかと考える。
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エラーゲームリセット サ終の理由
それは、
リリース直後にバグ(不具合)を連発していた
ということだ。
バグが多ければ、それだけユーザーは嫌気が差して離れていく可能性も高くなる。
特に初動が命と言われるソシャゲにおいて、バグの多さは致命的となり得る。
ここからは、具体的にどのようなバグがあったのかを見ていく。
ドロップ報酬2乗バグ
エラゲのバグの中で、特に大きかったのが、
ダンジョンの報酬が2倍となるはずが、2乗となってしまったバグである。
通称「2乗事件」と筆者は勝手に呼んでいるのだが、ユーザーの間ではもはや伝説となっている出来事である。
この事件が起きたのは、2023年5月5日㈮。
ちょうどゴールデンウィークの真っ只中であった。
その日は、「技術部ダンジョン」にて、ドロップ数2倍キャンペーンが午前5:00から開催されていた。
その直後から、すでに報酬のドロップ数の桁がおかしいとの報告が多数寄せられている。
具体的には、
・2回スキップしただけで、ドロップ数が8億を越えた
という人や、さらには一周回って
・マイナス20億になってしまった
という人までいた。
事件の経過はその後どうなったのか。
続きを書いていく。
バグの報告を受けたセガ運営開発チームは、イベントの開始の1時間50分後、午前6時50分頃から緊急メンテナンスを開始。
メンテナンスは、8時間経過しても続いており、同日午後3時43分にプロデューサーレターが発表される。
レターを要約すると以下の2点が述べられていた。
・メンテナンスはまだ続いていること
・ゲームデータのロールバックを行うこと
ロールバックとは、バックアップを上書きすることでバグが発生する前の地点までデータを戻すことである。
皮肉にも、運営自ら「エラーゲームリセット」することによって、この事件は幕を閉じたのだった。
以上が「2乗事件」の顛末である。
さいごに
セガはこのところソシャゲで失敗が続いている。セガの独自性を切り開いていくスタイルと、ソシャゲの相性が良くないのではないかとの声もある。
かつてセガは、任天堂と共にハード戦争を繰り広げ、ゲーム業界を牽引してきた歴史がある。
セガの健闘を祈る。